J・K
プラント・エンジニアリングチーム
生産・建設システム工学専攻
2009年~2013年 | 環境ソリューション会社(担当:工場廃水処理) |
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2013年~2015年 | JICA青年海外協力隊 ザンビア国 天然資源開発短期大学(職種:上下水道) |
2015年~2017年 | 電力系建設コンサルタント(水力部門) |
2017年~現在 | (株)TECインターナショナル 上水道計画・設計、調達計画、施工監理、積算 |
上水道事業に関する計画/設計/入札支援/施工監理
入社当時からアジア諸国(主にカンボジア、ミャンマー、ネパール、スリランカ)の 浄水場における調査、計画、設計、調達業務に従事してきました。また、2022年以降は 設計業務に留まらず、水道事業体の調査やイベント開催、南スーダン都市水道公社の水道事業管理能力向上プロジェクトにおける浄水場の運転や維持管理支援など、これまで 経験したことのなかった業務にも携わっています。
日本では水道から安全な水が供給されることは当たり前ですが、私たちが仕事で 訪れる国々ではそのような光景はまだ一般的ではありません。インフラ整備の仕事は、 開発途上国の生活環境の向上に直結する、ダイナミックかつ挑戦的な事業です。そこに一人の技術者として関わることができるのは非常に貴重な経験です。
前述した南スーダンの技術プロジェクトでは、当初10人以上が集まって研修を行える場所 がなかったため、2023年に研修棟が建設されました。この新しい施設で、私は研修の計画と資料作成のサポートを担当し、カウンターパートは自身が講師となり、部下たちを対象とした初めての研修を実施しました。
最初は積極的でなかったカウンターパートも、講義を進めるうちに徐々に熱意がこもり、最終的には皆が満足のいく良い研修に仕上げることができました。カウンターパートが 自発的かつ継続的に研修を行えるようになるまでは時間がかかるものの、この出来事は 仕事の醍醐味とやりがいを感じた瞬間として鮮明に覚えています。
学生時代には土木工学を学び、湖沼水質に関する研究に従事しました。卒業後、環境ソリュ ーションを提供する企業で4年間、製薬工場の排水処理場の運転・維持管理業務に携わりました。その後、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊(現在の海外協力隊)に参加し、 帰国後に入社した電力系建設コンサルティングの会社を経て、2017年に当社に入社しました。
私が当社への転職を決断した背景には、途上国での水環境の向上に貢献したいという思いが あります。また、青年海外協力隊時代に、当社(当時の東京設計事務所)が1980年代に手がけた浄水場を訪れる機会があったことも、この会社との縁を感じたところです。
海外では、渡航先によりますが、テニスをしたりして楽しんでいます。
自分ができること(できるようになること)、自分がやりたいこと、会社が自分に求めることの三つの視点が大事だと思っています。
J・K