海外における上下水道施設の計画・設計・施⼯監理から、上下水道事業にかかわる⼈材の育成、事業運営能力の強化まで、開発途上国が抱える水環境分野の課題解決に特化したコンサルティングサービスを提供しています。
対象国の上下水道施設の現況、河川や湖沼などの水環境問題等について、資料収集や現地調査を行い、課題を抽出します。また、その課題解決のためのプロジェクトを提案します。
調査結果に基づき、上下水道施設や水環境改善のためのマスタープランを策定します。その中から優先的に実施すべきプロジェクトについて技術・財務・環境面などの観点でフィージビリティ調査(実現可能性調査)を実施します。
* フィージビリティ調査:計画された事業やプロジェクトなどが実現可能かを事前に調査し、検証すること。
上下水道施設(浄水場、下水処理場、管路/管渠等)の設計を行い、施工業者を選定するための入札図書を作成します。適正な施工業者の選定のために国際入札の支援を行います。
* 入札図書:入札に必要とされる書類・図書のことで、入札指示書、契約書案、特記条件、一般条件、仕様書、図面等から構成されています。
工事の進捗および品質・安全の監理や、発注者と施工業者の間に入り、現場工事をスムーズに進めるための業務を行います。
対象国の上下水道事業体による施設・設備の運転状況を確認し、施設を適切かつ持続的に維持管理できるよう技術支援を行います。また事業体の経営・財務状況を分析し、組織体制や料金収入改善等の計画立案・実施の支援を行います。
調査、計画、設計、施工監理、維持管理の全てのステージにおいて、その国の上下水道施設で働く職員への技術移転を行っています。また、技術協力プロジェクトを実施し、水質管理、浄水場の運転維持管理、無収水管理、組織制度の改善を相手国の職員と共に進めています。
上水道・下水道事業を通じて世界の「水環境」分野の課題解決に貢献しています。
(株)TECインターナショナルは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
私たちは、安全で快適な水環境を創造するために様々な取り組みを行っています。その中でもSDGsを1つの柱とし、途上国の上下水道施設の普及のために積極的に活動しています。
SDGsとは(外務省のサイトへ)
上下水道施設にかかる調査、計画、設計、施設の維持管理支援等を通じて、安全な水の供給、公衆衛生の向上に貢献しています。
安全な水供給は水因性疾病の予防、女性・子供に偏る水汲みの労働を解消し、ジェンダー平等、教育へのアクセスの増加、貧困削減につながります。
また、下水道施設の整備により生活環境・自然環境を保全し、住みやすい街、産業の基盤に寄与しています。
施設設計では省エネ機器による省電力化、下水汚泥の有効活用によるエネルギー利用を積極的に検討し、地球温暖化防止・気候変動対策へ貢献します。
水道事業運営の改善や効率化のために途上国においてもPPPの促進支援をしています。
日本の優れた製品・技術を用いて途上国の課題解決に貢献できるよう、民間企業と共に途上国の上下水道システムに役立つビジネスの可能性を調査・実証しています。