下水道事業について

世界人口の約4割の人々は、安全に管理されたトイレを利用できません。TECIは、下水道施設の調査、計画、設計、技術移転等を通して、開発途上国の下水道の整備を支援しています。

デリー上水道改善事業 / コミュニティトイレ(インド国)

下水道は欠くことのできない都市の基盤施設であり、汚水処理や雨水排除により公衆衛生を改善し、安全で快適な生活環境の確保や良好な水循環の形成に必要不可欠な役割を担っています。さらに広く自然環境の保全にもつながります。しかし現在、世界の約35億人(世界人口の約4割の人々)が安全に管理されたトイレを利用することができません。 ※1

TECIは下水道施設 ※2 の調査、計画、設計、技術移転等の技術サービスの提供を通して開発途上国の下水道の整備を支援しています。また、施設の建設・運転により人々の生活・環境に負の影響を及ぼさないか、建設された施設を持続的に運転することができるか等、環境・社会、経済・財務、組織・人材の視点から分析し、提言を行います。

※1 出典:WHO/UNICEF JMP (2023) Progress on household drinking water, sanitation and hygiene 2000-2022: Special focus on gender
※2 下水道施設とは、下水管、汚水管、雨水管、遮集管、ポンプ場、下水処理場、汚泥処分場、焼却炉等のことを指します。

  • 既存下水処理場(インド国)
  • 地方都市上下水道整備事業/下水本管敷設工事(アゼルバイジャン国)